PTSDを含むトラウマ関連の問題として、災害や犯罪被害だけでなく、虐待、いじめなども取り上げられるようになってきています。実際、子どもたちは様々なトラウマとなりうる体験をしていることがわかっています。アメリカで行われた逆境的な体験(adverse childhood experiences; ACEs)の疫学調査では、その体験が増えるほど、うつ病、薬物・アルコール依存などの精神疾患だけでなく、様々な身体疾患に罹患しやすくなることや、 DV、貧困、低学力などにも関係することがわかってきています。
このような状況において、トラウマの影響を理解して対応することの重要さが叫ばれるようになり、トラウマ・インフォームド(Trauma- Informed)という言葉が用いられるようになりました。
このシンポジウムでは、トラウマを抱えていると考えられる子どもをどのようにアセスメントし、ケアしていけばよいのか、トラウマ・インフォームド(Trauma-Informed)の観点から考える機会にしたいと思います。
申込方法
E-mail nmscinfo@bur.osaka-kyoiku.ac.jp宛に、①住所②氏名③所属と役職④連絡先、「シンポジウム参加希望」と書いて3月1日(水)までにお申し込み下さい。